高校時代の美術の教科書を稀に見返すときがあります。
B6 判と小ぶり、頁数も107ほどで表紙はピカソの自画像。
発行元は現代美術社(既にないと思われます)
彫刻家の佐藤忠良さん、デザイナーの磯田尚男さん他7名の方の共著で、絵画、デザイン、彫塑の3部構成。
なかでもデザインの章に載っているイラストレーターが好きです。
フーゴ・ベルトリさん スイス、ベルン生まれ (1916〜1972)
磯田尚男さんが書かれていますがパースとか無視されているのに表現がわかりやすく、色彩のみで効果的に描きだしているところに自分も強く惹かれます。
スペルはHugo Wetli
wikipedia(ドイツ語しかない・・・マイナー感をぬぐえません)
Googleの画像検索でも良いですが、恐らく出てこないのもあるので作品を見るなら・・・
Swiss Poster Collection(スイス航空機内食メニューの表紙が多いです)
Flickrだとこちら
リトグラフによる刷り方によるものか、それとも単純にスキャナーの読み取りによるものか濃淡が結構違っていて受ける印象もかなり違います。
こういうタッチのイラストは多いとは思いますが、wetliさんの色づかいはなぜか特別な感じがします。

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